もはや天災!
実はこれが初めてのゴジラ。前情報を入れなかったため、カラー版があることも知らずにマイナスカラーで視聴。比較はしていないけれど、これはこれで時代背景に沿った雰囲気があるし、濃淡で色味が想像できるのもなんだか味があって良かった。白黒のゴジラ、大迫力。
ゴジラがあまりにも強くて、なす術なしの絶望感がすごい。
途中までこれ救いがないのでは...?と心配になったものの、最後で盛り上げてくれて安心した。
黒船を描いた絵画でも、船が大きな妖怪のように表現されていたり、驚異的なものがまるでモンスターのように見えるっていう比喩的な表現はよくある。ゴジラもそのようなものに見えた。大国が核兵器を持って襲来すると、ゴジラのように見えるだろうな。
人間の手に負えない存在として表現されているところに戒め的な意味も感じる。単純に「ゴジラつえー」ではなく、ゴジラってなんだかいろいろと考えさせられるものなんだなと思いながら見た。