プロのピアニストとしての松下奈緒の演奏・演技に期待して観たのだけれど、結果としては少し残念な作品。
主人公の予備校生が20歳で、その兄が東京の大学(美大?)を出て帰省して家業の老舗のお茶屋を卒なく経営(年齢不詳)、兄の元カノ(松下奈緒・年齢不詳)はプロのピアニストとして全国でリサイタルという、主要キャストの年齢や経歴構成にかなり無理があった感じ。
もう10年くらい松下奈緒が若かったり、地方(岡山の山間部)の予備校生らしく普通らしかったり、兄がどうやったらすんなりと老舗のお茶屋(製茶工場まで持ってる!)を切り盛りしていけているのか、丁寧に描いてあればよかったのに。
地方のさりげないアピールロケで、「ここ、良い所でしょ」に重点を置きすぎて作ってしまった感じがする、浅い映画となったのが本当に残念。