nomoreさんの映画レビュー・感想・評価

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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

"All of Us Strangers"
わたしたちはみんなストレンジャー

Gyuっとくる"G案件"の物語だった。
"Ghost & Gay"

人は孤独だ。
とりかえしのつかない喪失感や後悔に囚
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陰陽師0(2024年製作の映画)

4.0

また山﨑賢人か...

極力そう思わないように努めよう
努めよう努めよう
期待値はマイナスでもプラスでもなくゼロで観ようじゃないか

結果、陰陽師(まだ学生)山﨑賢人
いいじゃないですかー

"キング
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.0

最後には皆死ぬ
あまりに早く
あなたは何をする気?
一度きりの貴重な人生で

by メアリー・オリバー(詩「夏の日」から)

"水の神の精霊"の名をもつナイアドは、60歳にして再びマラソンスイミングに
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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

3.9

「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」

そんな古いイギリスの諺を思い出した。

凪が自分で「水」を飲む覚醒の瞬間を観るための映画。

凪にとって「水辺」が「ブルーロック」
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.1

"芸術作品がもたらすのは答えではなく問い"
"その本質的な意義は---矛盾する答えがはらむ緊張の中にある"
by レナード・バーンスタイン

冒頭のこの言葉こそ、彼の音楽であり、フェリシアとの関係では
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プリシラ(2023年製作の映画)

4.0

"アイドルのアイドルをやめる物語"

ここで言う「アイドル」とは、熱狂的なファンを世界中にもつスーパースターのエルヴィスを指すとともに、多分に「偶像」の意味合いをもつ。

エルヴィスのアイドル(偶像)
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

1972.1013
ウルグアイ空軍機が雪のアンデス山脈で墜落

いかに生還するか
72日間の"アンデスの奇跡"の軌跡

絶望的な状況の中で、ラグビーチームの絆が試されていく。

生きるために食べる?
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貴公子(2023年製作の映画)

4.0

四の五の言わずにひたすら走って劇場へGO!

車のある人はカーチェイスしながらGO!
(これは問題あり)

それが無理なら、電車でGO!

痛快!韓国アクションノワール

お前誰?
なぜ連れて行かれる
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

4.0

"いつだって陽の当たる場所にいよう"

アン・ハサウェイを拝みたくて。

ポスターの三人のラブコメかと思って観たら予想外の展開にあららあらら。

"She comes to me〜tugboat op
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.1

GWは北海道函館行き決定!

聖地巡礼どころか函館観光全部乗せ!って感じで、もう行かなくても十分観光気分も味わえちゃったけど。

これからの桜花見を目当てに。
土方歳三関連の史跡巡りに。

内容は詰め
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.1

14歳に戻りてーー

わちゃわちゃして何でもないことに笑い合えた日々に戻りたい。

学校を卒業してからのどうでもいい質問のひとつにこんなのがありますよね。

「もし戻れるとしたらどの時代に戻りたい?」
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

一時アイアンクローごっこが友だち同士で流行ったことがあった。

致命的に手が小さく、握力も弱かった私。
握力を強くしようとトレーニングを開始したが、三日坊主だった遠く苦い記憶...

「そんな遊びでク
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.0

春の日に、どよーん
晴れてるのに心は全く晴れない

以前に『王様のブランチ』でLiLiCoがオススメしていて気になっていた作品。

しかし、近くの劇場で公開していない。

ということで、遠征して鑑賞。
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.0

"オーメン:マイ・ファースト・ホラー"

なんとなくこのフレーズが言いたくて映画を観た。

基本ジャンルレスで何でも観たい派なのですが、唯一ホラー関係は苦手なので、いつもは敬遠している。

がしかし、
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.1

イニョン
8000層の縁
摂理
運命

昔好きだったあの人どうしてるかな
もしかして今でも好きかもしれない
あの人こそ運命の人なのかもしれない
会いたいな

こういう妄想をしたことはないだろうか。
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.8

音楽はファーレと地球を救う!

春休み定番ファミリー映画
子どもたちとファミリーで賑わっておりましたよ。

まあ、そんなこんなで私も訳ありファミリー鑑賞したわけです。

VHS時代からレンタルお家鑑賞
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.1

「物語をつくるのは簡単。難しいのは正しい記憶を持ち続けること」

『美と殺戮のすべて』

タイトルに魅かれて鑑賞
たまにはこういう鑑賞もやってみたくなる。

写真家ナン・ゴールディンのドキュメンタリー
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

4.0

自分の体に起こったことは、自分でどうするか決める権利がある。

今も世界203か国で人工妊娠中絶を認めている国は11か国という現実。

日本はその11か国の中に名を連ねている。
ただし「配偶者の同意が
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おしゃべりな写真館(2024年製作の映画)

4.0

北海道鹿追の凛とした自然に癒され、
しみじみ沁み入る物語であった。

喪失感や不安を抱えた者同士が、不器用に寄り添い、写真を通じて再生していく姿に胸が熱くなった。

鹿追町の人々が多数出演し、ローカル
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.9

♪こーわいなーこーわいなー♪

フィービーの活躍が再び観たくて。

ちょっと拗らせちゃったけど、「マッケンナ、マッケンナ!」って応援してた。

負けんなフィービー!
グレイスな輝きを見せてくれ!

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

"一人の天才科学者の創造物は、世界の在り方を変えた。そしてその世界に、私たちは今も生きている"

全人類の課題として自分事として観るべき映画のひとつが加わった。
(もちろん好き嫌いはあるけれど)

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WILL(2024年製作の映画)

4.1

「熊肉が一番美味しい!」

東出昌大が観たくて。
東出昌大の生きるためのWILL(意志)を感じたくて。

あの一連の騒動から、いまだにバッシングされ、好奇の目に晒される東出昌大。

山での狩猟生活と都
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

4.0

ドラマーのドラマ

ではなくて、ロックバンドのレジェンドドラマーたちのドキュメンタリー!

バンドにおけるドラマーの役割
ドラマーとしての矜持とプライド

一人一人のドラマーからドラムの素晴らしさや大
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

4.1

「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」

永遠に続くと思っていた恋愛は、なぜ終わってしまうのか?

それは「恋愛の経営」が失敗したからだ。

というのも、先日『世界は経営でできている』(岩尾俊平著
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

「手も足も出ないなら、おっぱい出せ!」

脱力と緊張の日常と非日常を生きるディストピア青春譜!

「デデデデ」は、もう生きた心地がしないデッドデッドしちゃうくらいオモロい、デ!

デーモン的に日常をデ
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

4.0

見る前に飛べ!

人生は旅だ!
人生は冒険だ!

そんな大事な教えを、家族愛とともにシンプルなストーリーとカラフルな映像で伝えてくれるバードファミリーアドベンチャー映画!

私たちは、将来への不安が募
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

"GOD"の名の下に"DOGMAN"が爆誕!

誰よりも犬を愛し、誰よりも犬に愛された男の壮絶な物語

リュック・ベッソン最新作が観たくて。

とにかく前半は、主人公の過酷な過去に慄くばかり。
こんな
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

"映画の惑星"地球における映画THE映画!

こうした作品を映画館の大画面と大音響で観る幸福感よ!

"砂の惑星"に入り込んで、喉が乾きっぱなしの3時間!

でも苦痛ではない。
それは没入による乾き。
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変な家(2024年製作の映画)

3.9

変な映画

ミステリーと思いきや、ホラーサスペンス色が強くてビックリ!

驚かしにかかってくるので、ホラー苦手なオイラはビクビク目を細めてしまったよ。

終始緊張感があったので眠らずにすんだ。
後半は
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アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

3.9

ダイアン・キートンが観たくて。

たまには大人のラブコメを観たくなるのです。

ダイアン・キートンは、元祖メガネ女子(と勝手に思ってる)!
オシャレで品があって、大好きな女優さんなんです。
もう78歳
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映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

4.0

"いつかすべてが赦される日がくるのだろうか"

齋藤飛鳥が観たくて。

家族を守るための闘い

そのためならなんだってやる。
たとえ自らの手を汚しても。
身を滅ぼしても。

"我が家の英雄"って柄じゃ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.1

なぜ"ゴールデン"ではなく、"ゴールド"なのか?

「いいものはゴールドみたいにいいもの。悪いものもゴールドみたいに悪いもの」

"as good as gold , as bad as gold"
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コットンテール(2022年製作の映画)

4.0

昨年、近しい人を亡くした。

心にポッカリ穴が開いた。
いまだにその穴は完全には埋まってはいない。

近しい人を亡くした喪失感は、人それぞれだろう。
その人との親密度や距離感によって大きく変わる。
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ブルーバック あの海を見ていた(2022年製作の映画)

4.0

幼い頃、夏休みになると海辺の親戚の家に泊まって泳いでいた。

とりわけ楽しかったのは、岩場で素潜りして、ウニやアワビを取って食べたこと。

醤油を持参して、垂らして食べた味が忘れられない。
今まで食べ
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.1

「魂の番い(つがい)」

先日観た『52ヘルツのクジラたち』の重要なキーワード

『ソウルメイト』の2人も、まさに「魂の番い」だ。

「番い」とは、普通はオスメスの一組の「対」。人間で言えば「夫婦」と
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.1

「52ヘルツの記憶たち」(仮称)

3年前に原作を読んだ。
いつもしているように心に残る言葉に線を引きながら。

しかしどうだ、心に響いたという思いだけで、物語の詳細も言葉の記憶の声は、私の脳には届い
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