2024-36〈19〉
小川紗良さんと批評家・北村匡平さんのOPトークからの鑑賞。
ピアノレッスン。タイトルもポスターも知ってはいるけど、何よりもメインに使われている曲がとても印象の強い映画で、観よう観ようと思いつつ、ここまで未鑑賞であった一本。
開場後、ずっとリピートされている曲を聴きながら、そういえば少し前にヴィトンがCMに使ってたことを思い出した。
OPトークにて『家父長制』というワードが何度も出てきたが、知らぬ人と結婚させられるという点を除いてはあまりそういう印象は持たなかったな。
娘はずっと天真爛漫で自由さを感じたし、はじめは仏頂面だったエイダがだんだんと解されていく姿がよかった。
娘とピアノだけが大切だったエイダがそのピアノを捨てる。6歳で話すことをやめた、その決意さえも揺らがす。ベインズの存在はなんだったんだろう。なにが彼女をそこまで突き動かしたんだろう。
OPトークで北村さんが『この映画の先にあるのが、今上映してる哀れなるものたち、だと思います』と言っていたのがぴったりだった。
30年前の映画とは思えぬほど、なんだな今の時代にぴったりで、スッと心にはいってくる映画だった。
にしても、スチュアート気持ち悪かったな🙃とっても🙃🙃🙃