このレビューはネタバレを含みます
うーん、困るなぁ。惜しい。けど明確に脚本と構成がよくない。レースシーンの作画の熱量がとてつもないので劇場で観るべきとは思う。あと湯浅アニメ意識な作画シーンもあり驚いた。
TVシリーズとは違った、スクリーンにふさわしい画面、演出、アニメーションをやるという志しの高さは本当に感じる。でもシリーズから完全に逸脱はできない。ウマ娘及び競馬オタク達への目配せもしないと。ソシャゲも連動してるので主要キャラも複数出さねば。という色んな制約がせめぎ合った結果、なんだかチグハグしててなかなか気持ち良くさせてくれない。
シーンとして目を見張る部分があってもこちらの感情にノってくれない。
スポ根ドラマならば、流石にジャングルポケットとタキオンの再戦は場面として用意しないと。史実と違うのだとしても、一本の映画として完成させるならそこは破ってほしかった。
そんなモヤった心に、エンドロールのうまぴょい伝説が空虚に響き渡り劇場を去った。
