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ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉のdendohのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

THXで鑑賞。まあまあ良かった。

私のウマ娘映像作品に対する評価は以下の通り。

テレビ3期<テレビ1期<【本作】<RTT<テレビ2期

ウマ娘はTV2期が至高だと思ってるのだけど、それは群像劇の体を出しながらもトウカイテイオーとメジロマックイーンの二人の関係性という主題がブレなかったからなんだよね。それと比べるとこの映画はちょいブレてる印象もあるが、まあ尺の問題もあるか。

本作は少年漫画の主人公のような最強を目指す熱血ウマ娘のジャングルポケットに加え、才能があるにも関わらず勝利に対する拘りのないアグネスタキオンが主役と言って良い。

このアグネスタキオン、ゲームの1キャラとしてであれば気にはならないものの、映画の主役級キャラクターとしてはなかなか動かしにくく、脚本としては苦労したんじゃないかな。
タキオンは最後まで心情の変化が生じないのだけど、もう少し深堀りするほうが作品として引き締まったように思う。そうなるとマンハッタンカフェの濃いキャラ付けが邪魔になってくるし、彼女には舞台装置化してもらった方が良かったのではという印象。

レースシーンの迫力は文句なし。特に有馬記念でオペラオーもドトウが競り合うシーンが好き。ドトウの格好いいシーンが見られるのは本作だけ。

ラストのウイニングライブ、プリティーシリーズで言う所の『自然の流れ』を感じるものだった。マンカフェとダンツってストーリー的には完全に脇役で、何で四人セットで歌わせるのか理解できなかった。絶対にジャンポケとタキオンのデュオが良いのに。

まあ本編がどれだけ駄目でもEDでうまぴょい伝説が流れた瞬間に強制的に感動してしまうので、まあいいか。今回はTHXの素晴らしい音響ということで感動ひとしお。

なおモブとして名ありウマ娘やアプリのトレーナー等が大量に登場。アドマイヤベガ、アグネスデジタル辺りは結構目立ってたね。このへんはコンテンツに誘導するうまいやり方だと思う。
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