世紀末覇王の伝説の翌年、
怪物達のクラシック戦線を描く物語
ウマ娘初の映画にしてジャングルポケット世代に焦点を当てた今作。
史実をウマ娘ならではのifも挟みながら色んな関係性も挟みながら毎回ハイクオリティーで作られる話ですがまぁ今回も熱かったですね。
何が熱かったか。
まずアグネスタキオン、ジャングルポケット、マンハッタンカフェがクラシック三冠を分け合った2001年は前年世紀末に年間無敗という偉業を成し遂げたテイエムオペラオーを筆頭としたナリタトップロードのRTTTから続く競馬会がかなり盛り上がっている時期である事。
足の病気でクラシック戦線に出られなかったフジキセキや圧倒的な力で皐月賞を制したものの同じケガで引退したアグネスタキオンとジャングルポケットとの絆。マンハッタンカフェやダンツフレームといったライバル。
ウマ娘は「熱いスポ根」が魅力的に描かれますがこの映画はまぁそのウマ娘達の関係性がしっかり描かれている事。
そして現実では引退したフジキセキ、アグネスタキオンがまた走るようになるであろうifが盛り込まれている事。
そもそもアグネスタキオン、マンハッタンカフェはウマ娘のゲームリリースの時から人気なキャラだったってのもありました。
キャラクター作りが良すぎる。
そして今回殆ど初めてしっかり描かれたジャングルポケットが良いキャラなんですよね。
荒削りの才能って感じで。
映像化でぬるぬる動く狂気じみたタキオンや影があるマンカフェも良いし前作まで刺々しかったアヤベさんがただのモフモフ好きになっていたり常に食ってるヒシミラクルやら小ネタも多かったですね。
史実がただでさえ熱いレースが多い+脚本・作画・構成が素晴らしいのでそりゃ名作になるだろうって感じです。
これからどんどん映画化なりアニメ化なりして欲しいですね。
個人的にはシンデレラグレイのオグリキャップ、もしくはウオッカとダイワスカーレットの戦い、大穴でディープインパクトを・・
益々盛り上がるウマ娘。
今まで見たこと無い人でも単独で楽しめる映画だったと思います!