地上げ、ガンなどの単語に思わずニヤリ
そして日常の裏側をユーモラスに描き知識を与えてくれる伊丹映画の真骨頂ではなかろうか
今回の宮本信子はてやんでぃな口調と不思議な友達関係の男と女というこれまた一風変わったヒロイン
特にラブシーンの色気の無さは素敵だ
なぜか伊丹映画の宮本信子は生娘感がありつつ少年のようなわんぱくさもあって毎回スッと感情移入できてしまう
時代なのかリパックやあらかじめ高い値段からの値引き、食品の再利用、輸入肉を和牛にして売る、職人との軋轢など今じゃ考えられない当時の常識が多数あり当時のお勉強にもなる
それにしても予告編で監督が自ら紹介する可愛さはヒッチコックを彷彿とさせるのかかなり良い
現代の監督も好きに自分で作ってこんなスタイルで宣伝して欲しいですな
基本、従業員は気持ちのいい人達ばかりなのが微笑ましい