わらき

不死身ラヴァーズのわらきのレビュー・感想・評価

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)
3.0
原作読んでないからあれやけど、両想いになったら好きな人が消えるって設定が面白いのに、うまくいきてない感じがして惜しい。後半種明かしあるけど、正直ファンタジーに振り切るとその理屈は別にいらないのよな〜。

「ビューティーインサイド」はまさにそうやし、装置としては似てる。ビューティーインサイドは外見が毎日変わるって不条理を提示して、愛はその人の中身にあるってシンプルな構図やった。こっちは両想いになると彼の存在が消えて、新しい存在として登場。外見は一緒やけど、キャラ・中身は違う。
ヒロインはずっと同じ人に恋して突っ走っていくけど、果たして何に恋をしてるのか。彼の外見か?中身か?
この作品はそのあたりにフォーカスを当てて無いんやけど、それがすごく気になる。まあそれも種明かしがあるねんけど、別にそこの理屈を望んでるんではなくて、この設定・ストーリーで何が語りたいかが重要なんやと思った。後半50回目のファーストキスの要素も出てきて、残念ながらそこがブレブレ。結局何の話やったんや。。。

種明かしとかどうでもよくて、こういう設定です!って突っ走っても良かったと思うけどな〜。外見は同じやけど、キャラ・中身がコロコロ変わるってのはそれはそれで面白い。ビューティーインサイドの逆説的なアプローチができる。
色々書いたけどビューティーインサイドが良すぎるって話。笑
役者はみんな生き生きしてて良かったし、カラオケのシーンとかはやっぱりいいよね。
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