学生時代に同じ山岳部に所属していたサユリが行方不明になってついには見つからず。
それから山岳部の親友二人(浅井とジヨン)は毎年同じ時期に慰霊登山をしていた。
それから16年、猛吹雪の中大怪我をしてしまってこのまま終わるだろうというときに怪我を負ってしまったジヨンが「サユリは俺が殺した」と告白する。
程なくして近くに小屋があることを発見し、小屋で一時的に雪を凌げてひと心地つく。
細部は省くけど、色々あってお互い疑心暗鬼になり、最終的にジヨンが浅井を殺そうとするという展開に。
ジヨンの恐ろしさは完全にホラー。殺人鬼のようでもあり、いきなり驚かそうとする演出は完全にホラー映画のそれ。
ただ、密室をグルグル回ってるだけなので少し見応えに欠ける。というかもはやマイナス点。これほど密室を活かせてない映画も珍しい。
襲ってる間ジヨンがほとんど韓国語で怒鳴り散らしているんだけど、視聴者はそりゃ字幕があるからわかるけど、浅井からしてみれば終始何言ってるかわからない訳で、これ韓国語にする意味ある?ってずっと思いながら見ていました。韓国語で結構重要なことも言ってたりするので。
色々書きましたが、実はこの映画の評価軸はそういったストーリー部分ではないと、見た大半の人は思うと思います。面白いか面白くないか以前のことです。映画の根幹部分に関わってくることではないでしょうか。
これを良しとするか悪しとするか。
激低点つけられても反論はできないんじゃないでしょうか。
私はとりあえず楽しければ他の要素はどうでもいい良い派なので、純粋にストーリー運びだけで、ホラーミステリーとしてだけでこの点つけました。
ミステリーとしてはどんでん返し?というほどではないですが終盤に驚くべき事実が判明するので、そういった意味ではちゃんとミステリーしてると思います!