千里

ブルーイマジンの千里のネタバレレビュー・内容・結末

ブルーイマジン(2024年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

新谷ゆづみさん出演ということで舞台挨拶付きの回を鑑賞。映画業界に蔓延る性加害問題に鋭くメスを入れた作品。

最近現実でも映画業界での監督による性加害問題が数々報じられているので、一映画ファンとしてもこういう部分に切り込んでくれる作品が出てきたことは喜ばしく思う。

業界で権力を持つが故に様々なものに守られる相手から加害を受けた際に、行動を起こすことが如何に難しく、大変で、心細くて、辛いのか。誰にも話せないような事だから一人で抱え込んでしまうのも仕方ないけど、誰かに助けを求めることで協力が得られるかもしれない。何かが変わるかもしれない。諦めないで欲しい。そんな想いを感じる映画だった。

本作はあくまで"映画"なので、現実とは比較できない部分もあるかもしれないが、一人でも声を上げやすい世の中になって欲しいなと切に願う。
千里

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