アメリカでNC-17指定(18歳未満鑑賞禁止)を受けそうになったのはわかるが、日本だとPG12指定で収まってるのはわからん。
ジャンプスケアでただ観客をビックリさせて終わりではなく、ジワジワと異様さと恐怖を駆り立てるやり方は好印象。教会やそこで働く修道女の美しさも、恐怖との相性が良い。
またダミアンが生み出された理由についても、背景込みでしっかり練られており、意外にも格調高い作りになっている。
当然グロ描写はあるが、バイオレンスとは別方面からの描写がメインで、個人的にはそっち系は不慣れというのもあり結構きつかった。ただダミアンの誕生を描くためには避けて通れないので、この方面を突き詰めたのは正解だと思う。
あと生理的嫌悪感を感じさせる描写の厭さがエグく、これもまた映画全体の雰囲気とマッチしている。
だからこそ文句を言いたいのは、あのモザイクよ。
隠さなきゃいけないのは仕方ないとして、何だあのふた昔も前の雑なモザイクは。