このレビューはネタバレを含みます
「びっくりさせて怖がらせる」という安易さがない宗教ホラーがオーメンシリーズの良さなのに、それがまるっきりなくなってしまった。
主人公の出生の秘密を探るミステリー感も中途半端だし、反キリストを必要とする側の理屈も「世俗主義に対抗するため」と根拠が薄弱。
極め付けは「悪魔」を具体的に描いてしまったこと。わかったら怖くないのでは。
エピソード0系はハズレが多いが、本作も例には漏れず。
あとモザイクはないわ。
「悪魔の出産」がメインテーマなのに、そこが見れないとか、何を考えているんだ?