ウィル・フェレルがトランス女性である事をカミングアウトした親友とドキドキしながらもロードトリップするドキュメンタリー映画。
もし友人にトランスジェンダーだとカミングアウトされたらどうする?と、こちらに問い掛けられてるような内容。家庭を持ってからのカミングアウトということもあってか、娘たちの反応が1日目で映されるんだけど、娘たちには「父(男性)」として接するみたいな話から印象的。「トランプ最高!」や「バイデンくたばれ」など書かれたオクラホマのバーにハーパーが一人で入っていくシーンの緊張感たら無い。ただ、このバーの人たちといいカーレース会場での対応といい、意外にも温かい人ばかりで思わぬ嬉し泣き。
また、かつてカウンセラーとしてトランス女性を受け入れられず後悔してると言う人との交流や、ハーパーが一人で暮らそうとしていた土地の話など、ここら辺はかなり胸が痛い。ただ、ラストで改めてウィルとハーパーがお互いに旅の振り返りをするシーンでのウィルからのサプライズには食らった。他人の自己肯定感を上げれる人間でありたい。クリスティン・ウィグのエンディングテーマも素敵すぎ。
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