離婚した男女のその後の人生の浮き沈みといった軽いお話しが重厚なモノクロ画面で描かれる。撮影監督は多くのベルイマン作品を手がけたスヴェン・ニクヴィスト。ベルイマン好きのウディ・アレンは自作で何度か起用している。題名の通り、ドナルド・トランプをなど当時の有名人たちが次々と登場する。ディカプリオもほぼ本人役だろう。シャーリーズ・セロンはまだ有名人ではなく役名も「スーパーモデル」だ。IMDbを見たらサム・ロックウェルもちょい役で出演していたらしい。アレンの話芸を再現している主役のケネス・プラナーも今や大監督になってしまった。冒頭とラストで飛行機が煙で空にHELPの文字を描く。ジュディ・デイヴィスがバナナを使ってBlow Jobの教えを受ける剛速球ネタでは不覚にも笑ってしまった。デイヴィスの再婚相手はイタリア系でファミリーの付き合いが濃い。
