ライブ映像の前に、幸宏さんが最後に住み始めた軽井沢で愛犬のパスカルさんと戯れる映像が流れるのですが…。
何かそれだけでも今回のこの上映を観に行って良かったと思いました。
幸宏さんがああいう風に歳をとりたいと言っていた笠智衆さんの様な、でもきっちりスーツで決めてパスカルさんと散歩をしている姿とか…。
そして、映像の中でとても無邪気なパスカルさんの姿を観ていて、この子はこんなに愛されているのにもう1年間も幸宏さんがいなくて…と、なんだか切なくて仕方がなくなりました。
ライブの映像の部分は、私がチケットを取れなかったライブだったのもあり、無条件でうっとり。
やはり幸宏さんはスーツでドラムが本当にかっこいい！！
いちいち拍手をしたかったのですが、周りの方はシーンと身動きせずに観ていた様なので、ひっそりと拍手。
基本的に私は映画館での爆発音などが頭に響いて苦手なのですが、今回のライブ映画は、今の日本で最高の音質という事だったので…
幸宏さんはこの世からいなくなっておらず、素直にライブに引き込まれました。
その2018年のライブにすでに行った方にはネタバレでもなんでもないのですが、
ラストのアンコール曲は、映画「四月の魚」の曲で…。
このアルバム自体も最高だと思っているのですが、
この映画の撮影の時学生だった私は、幸宏さんとニアミスをしていたりと、当時の思い出まで蘇り、最後の最後でかなり泣けてしまいました。
あまりにくっきりはっきり目の前にいるので観ている最中はいつもの幸宏さんのライブに行っている様でしたが、ここへ来て、自分の思い出も手伝いそれらが過去のことである事を認識して、とても切なくなる映画でした。
