色々話題になってる方ですが、そういえば彼が監督した作品てどうなんだろうと興味が湧きました。
あの松本人志が映画監督を!?ということで当時は話題になったんだけど蓋を開けてみれば酷評・つまらないの嵐で色々大変だったらしい。第二の北野武になりたかったんだろうけどちょっとこれじゃキツイですよね…っていう内容でした。
「大日本人」と呼ばれる巨人に変身できる男(松本人志)が突如として現れる"獣(じゅう)"と戦う話。一応地球の平和を守っているのだが、大日本人の存在を煙たがる人々。そんな男にインタビューをする記者等が登場し物語は終始シュールに展開していく。
ところどころクスッと笑えるようなところもなくはないが、シュールさの中にも見える芸術性や笑いみたいなものを表現したかったのか。
正直作り手の自己満足感が強すぎて笑えるどころか失笑なシーンの方が多かった。出演者も取りまきみたいな人が多数出ていたし、なんとなくだけどこれを理解出来ない人は笑いや芸術が分からないんだ感がにじみ出ていてる感もちょっと嫌だった。
というか単純にツマラナイし趣味とかTVのバラエティとかでやるなら良いけど「映画」として見ると厳しい…
終盤唐突にコント風になって終わるのだが、どうせなら最初からこのお笑い路線で攻めた方が良かったのでは。やってることが全て中途半端に見えてしまいました。
映画館で見てたら間違いなく金返せと言ってると思う。