【レジリエンス】
※ Disney+作品
※ アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート
おならの話に苦笑してしまう。
ただ、ここに描かれれているのは、戦争や貧困を潜り抜け毎日を生き生きと過ごす二人のおばあちゃんの姿だ。
そして思うのは、二人のレジリエンスだ。
レジリエンスとは、柔軟性と強さを合わせたような言葉で、何か問題にぶち当たっても、やり過ごしたり解決して再び成長していく力を意味しているのだけれども、この二人には高齢になっても尚備わっている力だと思う。
それは最後の場面で顕著だ。
子供や孫と向き合って幸せそうに過ごし、離れるのは悲しいという素振りを見せながら、シャッターが閉まったら、「変な子だね」って(笑)
僕の妹は、両親それぞれと接するとき、母親には父親の、父親には母親の陰口をいって上手くご機嫌を取っている。絶対にばれないと自信があるのだ。
僕はというと、感情的でロジックには欠けるし、そもそもが面倒くさいので、「うんうん」と言うだけで、否定も肯定もしないもんだから、二人から不興を買っていた。
まあ、妹の方がレジリエントということだ。