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デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版のあのレビュー・感想・評価

5.0
ビデオ画質ではよく分からなかった、水面のルクレツィアが、ほとんど生身みたいに綺麗に映っていて感激しました。さすがリマスター版と言ったところですが、劇場はガラガラ...みんなこういうの好きじゃないの...?

タクシーに逃げられて馬車に攫われる。同じ道に流れている違う時間が、すれ違う電車の窓からこちらをのぞいてくる。カット割とかそういうのではなくて、もはや本当に二つの時間を一本のフィルムで同時に捉えてしまったような厚みがありました。

鏡の中に映った傭兵の服が、現代のものだったか中世のものだったか分からなくなってしまったとき、改めて鏡がクリストフの立ち位置はうつせど、確かな時間を映さないことに気づいて、あっという間に最後は殺害現場まで誘拐されてしまいました。

そして、またしてもラストの鈴には開いた口が塞がりませんでした。余りにも量が多いエターナル梱包材はご愛嬌。
あ