キヨ

デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版のキヨのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

花とゆめみたいなというか、長野まゆみみたいな雰囲気の映画だな〜と思いながら見てた。

記者である主人公は、友人の編集者からの依頼で、偉人の記事を書くべく歴史学者を訪問する。しかしこの学者、偉人の墓から発掘した品々を持ち帰っていた墓泥棒でもあった。記事のためインタビューをしようとするも、いきなり帰ってくれと言われ、仕方なく帰宅する主人公。ある日、学者の家で見せられた鈴が自身の服のポケットに入っていたことに気がつく。そこから主人公は、追っていたはずの偉人の過去をそこかしこで見るようになる。まるでデジャヴのようにしっかりと見えるそれらに、主人公はだんだんと生活を侵食されてゆき…………

どこからが夢で、どこからが現実か、そもそも全て現実かも怪しいみたいな雰囲気で話が進むから、なんか不思議な感じだった。思ったよりも、ファンタジー色強めな話だったって印象。途中で捨てたはずの曰く付きの鈴がしっかりと梱包されて郵便で届けられて結局主人公の元に帰ってくるのは、既視「感」じゃなくて、全て現実で起こったことなんだっていうのを突きつけてきてるみたいだなと思った。ただそこには超自然的なよくわからん摩訶不思議な力があるんだよって感じ。
キヨ

キヨ