WatanabeYuya

凶気の桜のWatanabeYuyaのレビュー・感想・評価

凶気の桜(2002年製作の映画)
4.5
この映画一本でいろんなことが見える作品だった。
右寄りのため嫌悪感を持つ人もいるのかもしれない。
この映画は自分の頭で考えることをやめてしまうことの危険性が示されていた。考えを持たないということは流されていってしまうということ。持たないというよりももつ隙もなくそういうシステムに戦後持っていかれたことで大半のひとが気づくことの難しい社会。
流されていってしまう人が危険な方向にいってしまうだけでなく、自分を強く持っている人は集団から排除するされていく世の中。気持ち悪いほどに統一感を求める社会。
10年以上も前の映画だけれどこれで訴えていることと真逆の方向に日本は進んでいるかもしれない。
自分にできることは自分の頭で考えることぐらいかもしれないな。
それぐらい難しすぎる問題がこの映画では示されていた。
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