このレビューはネタバレを含みます
色んな形の"愛"の物語だったなあというのが一番最初に抱いた感想。音楽や映像の良さも相まって、深い余韻が残る作品でした。
横浜流星くんの生かし方が秀逸で、彼のシーンがいちばん印象に残っています。
ラストの、生きながらにしてその世界と繋がった？2人のシーンも良く、あの世界は確かに存在していた、彼らは確かにそこで生きていた、と示すようなラストでした。
矛盾点というか、え？みたいな所はあったけど、死後の世界を描いた作品なので、そういう"奇跡"があるのも良いなあと感じ、深く考えないようにしました。劇中でも、矛盾点を考えることが矛盾だ、というセリフがあったので。
ところで、最後の映画館のシーン、藤井監督常連のあの方が一瞬映ってたのなんだったの笑
1つあるとすれば、後半は河村Pへの追悼なような意味も込められている気がするのですが、それまでのテンポ感に比べたら丁寧さを優先して、どこか間延びして退屈な印象がありました。
そしてこれは本当にネタバレになりますが、奥平くんが長澤まさみさんの息子の成長した役をやっていることにものすごくグッときた
