このレビューはネタバレを含みます
あみ子の純粋無垢で常軌を逸した行動によって傷つく周りの人に私はどうしても感情移入してしまう……身内に障害のある人がいるから、ずっとそういう存在と一緒にいる大変さは多少なりわかる。
お母さんを励ましたくてお墓を作ってしまったことが精神崩壊に追い込んでしまったり、のりくんのプレゼントがチョコではなくて湿気ったクッキーであったことの真相と、蹴られたり殴られてしまったことも、あみ子には全く悪気がなくて、悲しくなるくらいあみ子の心と周りの心は良いように混じり合わない。
ただ良質でいい映画に出会えた実感はある。最後のお化けなんてないさの幻覚?イマジナリーフレンド?においでよってされて、バイバイって手を振り返すところはなんだかしんみりした