藤井直人監督で、長澤まさみ主演。
横浜流星、坂口健太郎、寺島しのぶとキャストもそそられる。
死んでもなお未練を
残した者たちが集う場所。
会いたい人に会えたら、
あっちの世界へ行ける。
各々の未練がエピソードとして
流れていくのと同時に
リリーフランキ演じる“マイケル”が
未完の自伝映画を皆で、完成させようとする大きなストーリーがある。
「大の大人かワーって、やるんだよ~」と映画作りの楽しさを表すとこや、
フィルムをつないで編集したり、上映会で皆が並んで劇場のスクリーンを見つめるシーンとか、映画愛にあふれていた。
横浜流星はひたすらかっこよく、
「逢っても抱いてやることもできない」
と強がっていたが、自分の七回忌の日に女に逢いに行き、彼女の幸せを見届けるのが、切なくて、良かった。
ファンタジーではあるが、
震災やいじめ等、辛いテーマも
盛り込み、希望の残る見事なラスト。