「ヤクザと家族」「余命10年」の藤井道人監督のネトフリ映画
配信始まってたのすっかり忘れてた🤣
瓦礫が散乱する海岸で目覚めた主人公が
自身の息子を必死に探す
おそらく舞台は震災直後
彼女は誰に尋ねてもそこに存在してないが
ごとく無視されるうえに触れても何も感じなかった
絶望して彷徨ってると1人の青年に声をかけられる。
「とりあえず僕らの所に行きましょうか」と誘われ向かった場所は
現世に未練がある者たちが集う場所
いわば、ある種の死後世界だった‥‥
なんだろうこのタイミングで観て良かったなってまず思った
今年初めの能登半島沖地震、東日本大震災から13年目
やはり未練残して亡くなった人ってたくさんいるんじゃないかな
でもこういう暖かい世界があるのなら
少しでも救われるだろうなって
本当良い描き方してる映画だった
でこういう世界観って藤井監督ならでは、だよねって思った
助けてくれたアキラ
ヤクザの勝利くん
マイケルさん
サラリーマンの田中さん
かおりママ
色んな人達がいる
そしてみんな未練残してるのに
マイペースというかダラダラ過ごしてる
最初こそ美奈子が思ってるように
そんなのんびりしてて良いのか？って思う
ただ彼らの死に至るまでのバックボーンや
思い残したことを知れば知るほど
彼らには彼らの事情があったんだよなって
それを、自身や美奈子の目線を通して描かれてるのが凄い良かった
理由によっては残した未練の内容が辛く
永遠に怨み、続く、地獄かもしれない
でも解消してくれるキッカケをくれる誰かがいてくれるのなら
人と触れ合い知るってやっぱり良いなって思えた
震災を一つのテーマにしつつも
観てて、辛く、暗い作品じゃなくて良かったなって思った
あとやっぱりリリーさん好きだわ🤣🤣
