るい

ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃のるいのレビュー・感想・評価

3.3
やってまいりました
姉さんと巡るゴジラ
今回は
怪獣総進撃を経て、また新たな出発点に立ったゴジラの作品
話は
川崎に住む1人の少年、三木一郎は
引っ込み思案で、ガバラと言うあだ名のガキ大将にいじめられてばかりの
いじめられっ子
両親が共働きなので
いわゆる鍵っ子である
そんな彼の楽しみは同じアパートに住む
自称おもちゃコンサルタントの南信平の家で
彼が作ったおもちゃで遊ぶこと
そして彼のおもちゃを真似てガラクタで
コンピューターを作り、空想の世界へ行くのがもっぱら
そんな空想の世界には怪獣島があって
ゴジラやミニラが住んでいる
そこのミニラもガバラという怪獣にいじめられていて
一郎と同じような境遇に遭っていたことを知り
彼は
そんなミニラを応援するのだった
そんな中現実世界では
銀行強盗が世間を騒がせていた‥‥

今作からゴジラは他の子供向け映画との
抱き合わせ
いわゆる映画興行プログラムのメイン作品として展開していく
その第一弾が今作
ちなみに同時上映が
「巨人の星」「コント55号宇宙大冒険」
怪獣総進撃のヒットを受けて
継続が決まったゴジラシリーズなのだが
いかんせん製作費が無い
でも
映画を作ってくれと東宝からの無茶振りに対応するための手段として
いわゆるバンク映像(過去作の映像)の流用
と新規撮影を組み合わせるという
試しみを行っている
主に「ゴジラの息子〜」が今作多い
怪獣の着ぐるみもゴジラとミニラは流用
実質新規で作ったのは
ガバラのみというコストの抑えの徹底っぷり
話自体も珍しく
唯一の
ゴジラが架空の存在で
彼の夢の中でしかいないという
世界で展開するゴジラ作品
さらに
「公害、児童誘拐、鍵っ子」といった
この当時進行していた社会問題もガッツリ取り扱ってる
おそらく社会問題をテーマにしたゴジラ作品も今作が初
なので勇気を出すというメッセージ性があったりするのだが
勇気を出して誘拐犯に挑むは
勇気というより無謀の気がするが🤣
ちなみに架空の世界が舞台でもあるので
面白残念だったのが
まさかのミニラが人間の言葉を喋るっていう
これがブッサイクというかなんとも言えないんだよな
ただ笑える🤣🤣🤣
ガバラもなんか地味な感じなんだよね
ちなみに架空の世界の怪獣なのに
ご丁寧に
ガマガエルが放射能の影響で怪獣化したという裏設定がちゃんと公式で作られている
演者も意外で
特に怪優の天本さんが
心優しいおもちゃおじさんの役をやってるのが本当に意外で
たぶん唯一だと思う、観て安心する天本さん🤣🤣🤣🤣🤣🤣
この2年後だもんな、死神博士💦
さあコレ以降からゴジラはヒーロー怪獣としての側面は強いものの
それゆえに
残念怪獣へと成り下がっていきますよ💦
それはそれで面白いときもあるんだけどね
るい

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