暖かい気持ちになれてよかったけど、映画としてはまぁまぁって感じかな。
やっぱりどうしても感動させようとか内省を促そうとする意図というか波動というかを感じてしまって、少し醒める。この手の商業邦画はこの呪縛からほとんどの作品が抜けられない、残念。
ただ藤井道人って人は若いのにすごいね、たくさん撮ってて。脚本まで書いて。何本か見てきて、なんとなく藤井節っぽいものを感じ取れるようになってきたような気もする。暗いトーンだけど淡い色、とでも言うような雰囲気を感じるな。
あとはリリー・フランキーがやっぱえぐい。この人えぐい。