いろどり

HINOKIO ヒノキオのいろどりのレビュー・感想・評価

HINOKIO ヒノキオ(2004年製作の映画)
3.5
この映画が公開される前、何の映画だったか映画館でこの映画の予告編を見たのがずっと記憶の片隅にあって、ようやく鑑賞した。まだ本郷奏多も多部未華子も知らなかったころだけど、良い演技をしてた。はじめ、本郷奏多を神木隆之介と見間違えてしまった。

何らかの事情で登校できない子供に代わってロボットに登校させるというのはなかなか面白い着眼点だと思う。

ひきこもりや親子の再生だけではなく、LGBTやヴァーチャルへの警鐘、ファンタジーなど思った以上に色んな要素が盛りだくさん。そしてそれらをしっかり回収できずに終わっている。

放課後好きな子のリコーダーを吹くシーンは、ドロドロした気持ちが際立っていて見ごたえがある。小林涼子の演技が良かった。

巨大魚については結局その後触れられなかったり、ゲーム廃人になった友達があっさり笑顔で生還したり、その他色々と突っ込みどころは満載ではあるけれど、心温まる良い映画だった。
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