「懺悔」が傑作だったので今回のジョージア映画祭で祈り三部作の残りを観られることを楽しみにしていた。いつもジョージア映画祭(テンキズ・アブラゼ作品の上映)は過ぎてから気づいて後悔していたので、今年は1ヶ>>続きを読む
光と闇というのは、状況や環境によって感じ方が変わる。闇の中にいれば目がなれてきて闇だと感じなくなる。でも、周りの全員が闇だと主張したら、そこは闇ということになる。そこで何を感じるか?
パゾリーニやドラ>>続きを読む
応援したい気持ちが沸き上がる監督ジャハル・パナヒ。定期的に映画を撮ってくれるので、無事を確認できて嬉しい。「人生タクシー」のときよりユーモアも希望も感じられなかったのが気になる。パナヒ監督は終始、険し>>続きを読む
ボブ・マーリーについては有名な曲を数曲知っているくらい。ジャーはラスタマンの神様で、ラスタマンはレゲエをやっている人たち、なんて思っていたくらいに浅い知識しかなかった。もう全然違ったし、ジャマイカがキ>>続きを読む
ジェーン・バーキンがシャルロットに対してここまで気後れしていたとはちょっと驚き。
美醜や人からの評価に無頓着なイメージのジェーンもやっぱり一般的な感性を持っていたり、ママさえ良ければ出来るだけ撮りたい>>続きを読む
フィルマークスの試写会で鑑賞。
積み重なるストレスにわなわなする役は木村多江が似合いそうだけど、江口のりこは迫力があって、いつ爆発するのかわからない怖さがあって良かった。チェーンソーや床下が出てきたと>>続きを読む
なんて良い映画なんでしょう。お気に入りの映画になった。私もボクシングジムに通いはじめて8か月になるけど、あんな引き締まったボディ憧れるー!!100キロオーバーから実際に50キロも減量して主演もこなす監>>続きを読む
木漏れ日のように小さな幸せを感じて生きていけたら。
ネオンやカラオケのない東京を撮ってくれてヴェンダース監督ありがとう。観ているうちにどんどん穏やかな気持ちになって、気づいたら私もほんのり笑顔になっ>>続きを読む
旅人、放浪者、ヒッピー、ホームレスの定義はわからないけど、そこに自由はある。それが追い求めた自由かどうかは別として。お風呂に入らず悪臭漂う彼女は社会生活を放棄したホームレスが一番近いように思える。居場>>続きを読む
リヴ・ウルマン観れば観るほど好きになる。面白くて一気に鑑賞した。夫婦は家族だけど、血の繋がらない他人の男女。夫婦あるあるが面白い。男女の話のテレビドラマなのにベルイマンがつくると格式高い雰囲気があって>>続きを読む
この時代の作品に直接的な残酷なシーンがあって、油断していた私は少しダメージ。「神の沈黙三部作」につながる神の不在をテーマにしているけど、わりといつもベルイマンなりの神(答え)を描いているところが良い。>>続きを読む
騎士と死神が激しめロック歌手のような風貌で、チェスシーンがシュールで好き。深い話なのに可愛らしい。死は突然やってくる。チェスに挑む時点で、勝とうが負けようがそのゲームは神々の戯れなのかもしれない。
今日はhideの命日。去年の鑑賞だけど追悼投稿。
hideの弟という身分を隠して付き人になる弟のよそよそしい態度や敬語が卑屈に見えてしまった。あれだけのカリスマを兄に持つと弟にしかわからない苦しみも多>>続きを読む
きっと一生忘れることのない旅の一期一会。人生は、こういった思い出の一粒一粒が輝き連ねることで、美しい宝物になっていくのだろう。そんな風に思う作品だった。
組織、クラス、夫婦でさえも、それぞれの守るべきもののために生け贄を仕立て上げてしまう恐ろしさ。私の中では田中裕子が助演賞。一方向からの視点で「真実」を作り上げていく人間の不確実性、不安定さ、弱さと狂気>>続きを読む
北朝鮮はつながるところではちゃんとつながっていた。こうゆうドキュメンタリーを待っていた。
ミシェル・ブラン好き。このポップな感じが良い。82年29歳で見事な頭頂部を披露しているミシェル・ブランだけど、75年の「ジュテームモワノンプリュ」ではまだ髪があったこと、私は知ってるよ。
面白かった。民族の奇譚、土着信仰、アニミズムといった私がワクワクする要素が盛りだくさんで楽しかった。やっぱりタイって神秘的。
小学1年生の初めての遠足は井の頭動物園で、象の花子をみんなで写生した。その後、幾度となく井の頭動物園には行ったけど、花子はいつも観客にお尻を向けてコンクリの上で一人佇んでいた。花子はいつも寂しそうだっ>>続きを読む
今年もよろしくお願いします。しばらく更新していませんでしたが、自分のペースでのんびりやっていこうかなと思います。
さて今作、チャップリンへのありったけの愛を込めた映画だった。バスター・キートン、ロイド>>続きを読む
私は私なの?
若いときってそんなことを考えがち。
結論なんて出ないのに、色々考えすぎて頭のなかはぐちゃぐちゃ。
そんなマリエたちの頭の中のように騒がしい映像のオンパレードで、華やかで可愛くて楽しかっ>>続きを読む
最近、リビング用にクリムトの絵画を購入した。クリムトのことをもっと良く知りたいと思い、本作を鑑賞。
クリムトの顔写真を見ると、ジョン・マルコヴィッチに似てる。ジョン・マルコヴィッチの写真と言われたら信>>続きを読む
とても楽しみにしていたトニー・ガトリフ監督の日本劇場初公開作。
トニー・ガトリフ作品はなんといっても曲が最高。未見作品でもYouTubeでサントラを聴くくらい好き。
今回も歌と踊りの躍動感がたまらない>>続きを読む
U-NEXTの今月の配信終了作品だったので急いで観たら、配信終了詐欺でした😂
猫から始まるエトセトラ🐱
「この映画にはもう一人落穂を拾う女が。私だ」
といって落穂を肩に乗せたアニエス・ヴァルダが映る>>続きを読む
ベルイマンの集大成にして傑作。
ベルイマンの作品としては初めて見るタイプの家族ドラマだった。
いつもの難解さはなくわかりやすいのに、神の不在、神への反抗、仮面、幻想、家族の愛がしっかり詰まっていて、ベ>>続きを読む
とても良かった。
追想と幻想、悪夢と現実の中に人生の後悔や虚しさ、孤独、家族への想いを乗せた美しい作品だった。
白黒の陰影を生かした映像がイーサクの心理状況を演出していて見応えがある。白黒の映像美を堪>>続きを読む
「ルナ・パパ」のチュルパンちゃん目当ての鑑賞。
今作は前から気になっていたけど、ドニ・ラヴァンが強烈に苦手なので(学生時代に観たアレックス3部作で発症)ずっと見送りにしていた。
今回、先日観た「ルナ・>>続きを読む
ブレッソンの「田舎司祭の日記」の影響を感じる作品だった。私は「たぶん悪魔が」も感じられた。
「田舎司祭の日記」は難しかったけど、今作はわかりやすく見やすかった。
「田舎司祭の日記」でも印象的だった自>>続きを読む
日本のお祭りの山車に飾る幕にペルシャ絨毯がこんなに合うとは、感動ものだった。そのペルシャ絨毯をイランに取りに行くお話なので、ほとんどはイランロケ。異国情緒あふれるイランは、食事も音楽も踊りもすべてがエ>>続きを読む
二十四節気を通して四季の移ろいを感じながら、人も生活も食も変化していくところが良い。
土井善晴さんが料理監修とのことだけど、思ったより食より人間ドラマ重視だったのが残念。沢田研二と松たか子は年の離れた>>続きを読む
「アデュー・フィリピーヌ」と併映。
ゴダール「軽蔑」のブリジット・バルドーの撮影風景のショートフィルム。
鑑賞した映画は忘れないようにフィルマに記録したいけど、下書きが溜まっていく一方😨あんまり溜まり>>続きを読む
「アデュー・フィリピーヌ」と併映。
ブリジット・バルドーを狙うパパラッチと困るベベ様。
ベベの人気がこれほだだったとは正直、驚いた。
カメラを向けられたら嬉しそうに名前を名乗るフランスのパパラッチた>>続きを読む
ずっと観たかった映画をやっと鑑賞。
思っていた以上のドタバタ劇で、主人公のマムラカットが可愛い♪軽快な音楽も楽しかった。
荒涼とした大地にポツポツと家が建つタジキスタンの風景は何ともエキゾチック。
予>>続きを読む
コメディを封印するとウディ・アレンはベルイマンになる。
苦手な監督で最後まで観続けられたものは少ないけれど、これはウディ・アレン作品だと忘れて惹きつけられた。オープニングとラストで流れる「ジムノペテ>>続きを読む
どんな話なのか、誰が主人公なのかよくわからないまま終わった。
どこに連れていかれるのかわからないこの感じがジャック・ロジエということなのかな。
そんな私の困惑さえも軽快な音楽でケセラセラ~と吹き飛ば>>続きを読む
輝く夏、キラキラ光る海、たわいのない会話に笑い声。
これぞバカンス映画。
ギョーム・ブラックの原点はここなのね!
女の子2人、男の子1人という危うい三角関係はいつだって映画を面白くする。
トリュフォ>>続きを読む