【”擬似的”勧善懲悪】
※ Amazon Prime作品
“ロードとハウスはひと続きの名前だけど分けてるのには意味がある”というありがちな臭い表現笑
裏社会とダルトンの過去。
まあ良く言えば入れ子や二重構造になっているとか、表もあれば裏もあるという対比だとか、そんなのが特徴で、さらに、これがリメイクされたのは現代社会を見つめ、アンチ・ヒーロー像を掲げて”擬似的”勧善懲悪ストーリーが今は必要なのだと考えたのかもしれないなんて思う。
通常の警察権力や司法で裁けない連中、つまり、現在のアメリカ社会の分断を煽る輩や、SNSで跳梁跋扈している誹謗中傷のネチズンを名前も知らない強い誰かがバッさバッさと薙ぎ倒し、スカッと退治して欲しいということなのだ。
今や、そんなヒーローともつかない影で生きる”何か”を社会は必要としているのかもしれない。
そう言う意味ではメタファー表現もあるということなのだろうか笑
でも、Filmarksのレビューなんか眺めてると、捨て垢で最低評価を付けて、「#(汚いワード)」で喚き散らしてるネチズンをたまに見かけるけど、まあ皆にことごとく無視されて既に瀕死状態で裁く必要はなさそうに見える。
この映画については、一部にアクションは後で早回ししてスピード感を出しているといった意見もあるようだけれども、まあ、気にならなければスルーすれば良いと思うし。
ただ、基本はジェイク・ギンレイホールとアクションを眺める娯楽作品だ。