推し俳優であるジェイク・ギレンホールはあいかわらず素晴らしい。
本物のUFC選手顔負けのバキバキの仕上がり。外側のみならず、苦悩と狂気をはらんだ主人公ダルトンを見事に表現している。
しかしながら主役もストーリーの設定も面白い雰囲気がありながら、中身が結構スカスカな脚本で肩透かし。
結局ダルトンのバックボーンがあやふやだし、敵も「あぁ死にそうだなぁ」って感じの量産型B級アクションボス。
アクションも然り。途中までは良かったんだけど、後半に行くにつれて尻窄み。せっかく本物の格闘家を使ったりしているなら、小手先の変なカメラワークなどではなく、ジョン・ウィックみたいな華麗で無骨なアクションを観たかった。
ギレンホールは堪能出来たのにちょっと期待外れ。惜しい。もっといい作品出てくんないかなぁ…。