桜をバックにした杉咲花のカットが素晴らしく美しい。これだけでも観る価値があった。
安田顕、豊原功補のおっさん2人も素晴らしい。ああいう感じに老けていきたい。
警察捜査ものはテレビドラマではよく観るが、映画だと最近少ない気がするのでなかなか楽しめた。
ストーリーは杉咲花がおっさん2人の協力を得て事件の真相に迫るところまでは引き込まれたが、後半の公安の闇あたりからがやや退屈さを感じた。
公安の闇とか国家の闇とかテレビドラマでも良く使われるストーリー展開だが、昔は話のスケールが大きく面白いと感じていたが、最近はやや食傷気味。
それでも終盤、杉咲花と安田顕が対峙するシーンは鳥肌もの。
萩原利久もピュアピュアしていて良かったね。癒し系でした。安っぽいテレビドラマだと真犯人だったりするけれども、そういうのがなくて良かったわ。
