三四郎

鷲と鷹の三四郎のレビュー・感想・評価

鷲と鷹(1957年製作の映画)
3.0
日活豪華キャスト。
石原裕次郎がウクレレで歌う「鷲と鷹」このシーンを大学の講義で見て以来、このシーンと歌が好きだった。ゆえに映画を見たが…中身が無い。
当時の若者?大衆?女性?が求めたものは、こういう暴力と荒れたなかにある優しさだったのかしら。
筋が陳腐でガッカリ。
唯一気に入った科白は海についての語り。
「話せる奴だぜ、海ってやつは 冷てぇようで情けもろくて 情けもろいようで怒りっぽくて 30年このかた 未だにこいつの正体がつかめねぇ とにかく頼りになる奴だ 海ってやつは」

日活の女優さん…失礼ながらどの人も素敵に思えない。ただ、映画会社によって女優さんや男優さんのタイプが異なるのは、別のおもしろさ、楽しさがある。
浅丘ルリ子は、この頃は清純派っぽい。どんどん化粧が濃くなっていったのはなぜなのだろう?
月丘夢路があばずれ女か。
容姿がダイヤモンドのようで完璧すぎて、ついでにエロチックであまり好きな女優さんではない。キャリアもあるのに、なぜこの役を引き受けたのか不思議。
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