☆俺基準スコア：1.8
☆Filmarks基準スコア：2.9
2014年、ウクライナ。キーウの外科医オレクサンドルが大学生の息子コスチャに電話をかけたところ、ロシア語の男が出て驚愕した。離婚した妻と暮らしていたコスチャは、勝手に志願兵部隊に入り分離派との戦闘に身を投じていたのだ。彼の携帯に出たのはドネツィク兵のゴースト。息子セーニャと共に罠を張り、コスチャの部隊を襲撃して捕虜にしたようだ。オレクサンドルは電話口で交渉し、五万ドルと引き換えにコスチャを返してもらおうとする。ゴーストに指示され、紛争地帯に向かうことになったオレクサンドルの運命は…
「ザ・エクスチェンジ」
以下、指を目から突っ込んでネタバレに達する。
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ロシアがウクライナ東部からガチ侵攻してきた2022年。その何年も前からウクライナ人とドネツィクなどの親露分離派の紛争は続いていました。きっかけは2014年のマイダン革命。これ以降、ウクライナとロシアの火種はずっと燻っていたわけです。そんな背景での物語。
誘拐された子を取り返そうとする親の話というのは珍しくないんだけど、背景に「戦争」があるのが本作の特徴。ウクライナ兵の事情、ゴーストの事情などを織り込みつつ、あくまで1人の父親、1人の医師としての信念を貫く主人公がカッコいい。まぁでも最初の人質交換シーンのポンコツぶりには泣きそうになったけど。
