Ryohei

理由なき反抗のRyoheiのレビュー・感想・評価

理由なき反抗(1955年製作の映画)
3.8
《"I got the bullets" 弾は抜いたのに》

営業が再開された映画館も日に日に増えてきたようです!
私の行きつけの映画館のラインナップをふと見てみると何と『ララランド IMAX』が上映されているではありませんか。
ララランドが劇場で、さらにIMAXなんてなかなか滅多に見れない機会、この時期に足を運んで良いものなのかめちゃくちゃ悩んでいるところです。笑

さてララランドと言えば関連作で見れていなかった本作をようやく鑑賞。
これを知ったらよりララランドが楽しめるかもという作品!

皆さんは「グリフィス天文台」をご存知でしょうか?
ハリウッドの山腹にある天文台ですね!
天文台から見下ろすロサンゼルスの夜景の美しさは随一。
私のLAに旅行行ったら行きたい観光地ランキング堂々の第一位でお馴染みのグリフィス天文台。
ハリウッドという土地柄、映画のロケとして使われる事も。
本作、『理由なき反抗』に始まり、
『ララランド』、『イエスマン』なんかでもジムキャリーがバイクで吹っ飛んできましたよね。笑

そんなご縁もあってか、
グリフィス天文台には本作主演のジェームズディーンの像もあるらしいので今度行ったら見つけたいですね!

『ララランド』では、
ミアのオーディション内容が『理由なき反抗』に似ていたことから、
セブが「それってまるで理由なき反抗だね。I got the bullets!え?見たことない?なんか来週映画やるらしいし良かったら一緒に"偵察"しに行かない?」とミアをデートに誘い出します。
セブのデートの誘い方がなんとも粋💛
是非ともセブ様にスマートなデートの誘い方を見習いたいものです。笑

そしてセブとミアは映画館で良い雰囲気になり…
といった具合でしたが、
本作ジムとジュディのイチャイチャ具合も負けていないくらいアツかったです。

転校してきたジムは今回の学校では問題を起こさないと胸に誓うも、不良軍団に絡まれチキンレースに挑むこととなる…
子供でもなく大人でもない青春時代の心情の葛藤を描いています。
漢気溢れるジムの姿には男の自分でも惚れるものがありました。

しかし、主演のジム役を演じたジェームズディーンは本作の公開を待たずに若くして交通事故により還らぬ人となってしまったようです。
生存していればまた別の作品が誕生していたのかもと思うと惜しくて仕方ありませんね。

本作で特徴的だったのが、
夜→朝→昼→夜→朝
という流れのように、
内容が全て1日の出来事だけで構成されていたこと。
朝を迎えたラストシーンでの
「Griffith Obsertatory(グリフィス天文台)」
は圧巻だった。
Ryohei

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