スローモーション男

エイリアン:ロムルスのスローモーション男のレビュー・感想・評価

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)
4.5
 おー!!!
『エイリアン』1作目が大好きな自分にとっては愛情だらけの映画で面白かったです!

ノストロモ号のエイリアン事件から20年後。ウェイランド・ユタニ社はノストロモ号の残骸からエイリアンの死骸を手に入れる。しかし、エイリアンはまだ生きていた!そんなことは知らず労働生活をする若者たちがその施設に立ち入りエネルギーを盗もうとするが…。

監督が『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレスなのですが、エイリアン版の『ドント・ブリーズ』でした!音を立ててはいけないし、若者たちが一攫千金しようとするあたりが面白かった。こんな労働者が主人公なのは今までのシリーズにはなかったので新鮮。
特に主人公のレインとアンドロイドのアンディの関係性が変わっていくのも面白い。アンディには結構共感した。今までバカにされてきてアップロードして知性を獲得したが、利益や最善の策を考えるあまり嫌われていく。ここは『アルジャーノンに花束を』みたいな進化の過程を見ることができて面白い。ネズミも出てきてたし。

そしてCGですがイアン・ホルム登場!このアンドロイドが出てくると怖い…。

久々にエイリアンの原点に戻ってくれた。

ただ、ラストであの生き物が登場するくだりはあまり好きでなかった…。もっと匂わす程度で終わってくれたら良かったのに…。『プロメテウス』『コヴェナント』と繋げたかったのかなと。
リドリー・スコットのエイリアンシリーズもそろそろ見たい!