エイリアン：ロムルスのワタリのレビュー・感想・評価

SFパニックホラーの金字塔「エイリアン」の新作「エイリアン　ロムルス」観た。

良い意味で期待に応えてくれる展開の連続で満足度がかなりある。ベタなんて言葉で切り捨てるにはあまりにももったいない。完成度の高い王道は、様式美を極めた気持ち良さすら感じる、そんな映画でした。

それと開幕からグッと引き込まれた所以でもあるけどこの映画"静寂"の表現が良い。
もはやこれはフェデアルバレス監督の真骨頂なのかもしれない。
音による緩急で心掴まれます。


冒頭20分くらい申し訳程度の、若者達の青春劇みせてからあとは終わるまでひたすら恐怖。ずっと怖い。ずっと体に力入る。
めちゃくちゃ面白いし万人にオススメできるけど見た後の疲労感半端ない。
その疲労感こそパニックホラーとして傑作の証拠なので時間ある人は是非疲れてきてください。

シリーズ未視聴でも全然楽しめましたが、
過去作のオマージュや小ネタなどを感じるシーンもいくつかあったのでより楽しむためには見ておく方が良さそうです。
ちなみに今作は「1」と「2」の間の物語みたいです。