やゆよ

めまいのやゆよのレビュー・感想・評価

めまい(1958年製作の映画)
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思ったより複雑なストーリーで面白かった。ラストシーンはよく分からなかった。なぜ修道院の人があと時間帯にいるのか?そもそも誰?って思った。よーく思い出すとあーあの奥さんが飛び降りる時に歩いてた修道院の人かって思ったけどそんなパッと出てくるほど写ってないので混乱した。
もう少しなんか印象に残る感じで写してくれてたらあーあの時のってなるのになって思った。まぁ面白かったです。
最初の幽霊が乗り移ったみたいなのは嘘で全て奥さんを殺す為の偽装だったのだなって気づいた時はすごい事思いつくなーって思いました。前半と後半でストーリーのテンポが違くて1本の映画だけど2つのストーリーを見ているような感覚でした。
ヒッチコック監督の作品って音楽が不気味。螺旋階段登る時とか不安というか危険を煽るような音楽流れていて余計にドキドキした。螺旋階段のめまいする感じのグルってなる映像凄い。本当にめまい起きたみたいになった。めまいショットと呼ばれるらしい。奥さん亡くなってしまってそっくりな人見つけてその人に奥さんと同じ格好させたり髪型も髪の色も変えさせているのすっごい怖かった。何かに取り憑かれてるのお前やんって思いました。それされている女の人も可哀想。凄く辛いと思う。でも必死に少しでも好きになってもらいたくて頑張るの泣けた。ラストスパートネックレスで殺人の全容に気づいたジョニーの行動恐ろしい。最後女性が落ちてしまって呆然としていてあーまた繰り返しちゃったなと思った。大切な人2人も亡くして今度こそ立ち直れないくらいに病んでしまいそうだなって思った。
あと劇中凄く思ったのはジョニーの奥さんの存在が必要あるのかなと思ってしまった。独り身の方が感情移入出来たし納得して素直に見れたと思う。ジョニーに奥さんが居ることによって友人の妻を愛してしまったということに見ていて奥さんいるのにそんなことすんなよって思ってしまってモヤモヤしてた。なら最初から独り身設定にしてくれれば応援出来なのにと思いました。2人ともお互い不倫してるみたいな感じになっていてそこが凄い見ていて気になりました。
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