めまいの作品情報・感想・評価

「めまい」に投稿された感想・評価

HappyMeal

HappyMealの感想・評価

3.7
髪型を直して対面してから最後に2人で塔を登るところまでの濃密さ
むーた

むーたの感想・評価

3.7
以前、NYでオフブロードウェイの舞台となっているマッキトリックホテルを訪れた。
ヒッチコック監督のめまいのマッキトリックホテルがモデルだと聞いて、ずっと映画を見なくちゃ!と思っていた。
だけど、NYのホテルがかなりおどろおどろしい内装だったので、怖い映画だと思い込んでいて、やっと意を決して見れたんだけど、大分思っていた感じと違ってた😂

なんというか、ヒッチコック監督のフェチズムを感じることができる、妖艶なサスペンス映画だった。

上品で美しくセクシーな人妻の昼下がりを尾行する背徳感。主人公と一緒に存分に楽しませて頂きました😂

しかも、見ているだけだった人との距離が近くなっていって、ついに「私を離さないで!」なんて言われた日にはもうね。主人公があんなに恋に落ちてしまうのも納得です( ;∀;)

また、マデリンが立ち寄るところがみんな上品で彼女にぴったりなんですよね。
スペイン風の真白な教会や美術館。夢の中にいるような非現実感。
マッキトリックホテルの登場はおぉぉっ!ってなった😍


冒頭の女友達との会話劇は、ウディアレンの映画感を感じたし、全体のテーマとしては、オゾン監督の螺旋階段の恋人感も感じた。
やはり多くの監督に影響を与えているんだろうな。

オープニングの螺旋のアニメーションから始まり、ラストの螺旋階段。主人公やマデリンも自らの歴史を螺旋のように繰返していくせつなさ。さすが、名作と言われている映画、すごくよくできているなーと感動しました。
kiki

kikiの感想・評価

3.0
ヒッチコック作品の中でも特に有名な作品。

"典型的な映画"という型にまったく従わないよなー
彼の作品を完全に理解するのは難しくて、でもそこが魅力なんだと思う。

後半はちょっと感動して涙でた。
kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.2
「めまい」
原題「Vertigo」
1958/10/7公開 アメリカ作品 2018-198
再鑑賞

デジタルリマスターで完全に美しく生まれ変わりましたね!
サスペンスの神様と呼ばれた、アルフレッド・ヒッチコックのフィルモグラフィの中でも、妖艶であり、芸術性も高い傑作いわれるミステリーサスペンスです。
近年ではヒッチコック作品の中でもトップクラスの傑作との評価を得ていて、2012年には英国映画協会が発表した「世界の批評家が選ぶ偉大な映画50選」の第1位に選ばれたんですよね。とにかくストーリー展開が素晴らしく、前半と後半のスピード感と変態度が大きなミステリーです。特に後半の、完全犯罪の謎を解き、キム・ノバク演じる、マデリン/ジュディを追い詰めてゆくシーンは見事ですね。
更にヒッチコックならではの数々の演出と描写、曲がりくねったサンフランシスコの道のりを写すカメラワークは見事の一言。
また、床が落ちるような「めまいショット」は有名で、この作品以後、数え切れないほどの映画やCM、テレビドラマで引用されるようになりましたね。
そして、心理的にジェームズ・スチュアート演じる探偵スコティが、幻の女マデリンを愛するのに対して、マデリン/ジュディは現実の男スコッティを愛すること。この対比が素晴らしいですね。
一級品のサスペンス、見応えありです。

アルフレッド・ヒッチコックのフィルモグラフィの中でも傑作と名高いミステリーサスペンス。原作はフランスの作家ボワロー=ナルスジャックのミステリー小説。主人公ジョンが見る悪夢やヒロインによる真実の告白など練り上げられた演出が冴える。出演はジェームズ・スチュワート、キム・ノバク、バーバラ・ベル・ゲデス、トム・ヘルモア、ヘンリー・ジョーンズ 、レイモンド・ベイリー、エレン・コービイ 、コンスタンティン・シャイン 、リー・パトリックなど。日本初公開は1958年。2014年、特集企画「スクリーン・ビューティーズ」の第3弾「ヒッチコックとブロンド・ビューティー」にて、デジタルリマスター版が公開。
初見はリバイバル上映の有楽町スバル座であり、何回か観ている。久しぶりに鑑賞。
ヒッチコック監督作品であるが、サスペンス的な部分よりもラブストーリー的な部分を重点に描いている作品。(途中のキム・ノヴァクの回想シーンでトリックを明かしてしまっているし…)
元警官(ジェームズ・スチュアート)とブロンド女性(キム・ノヴァク)の恋愛ドラマがメインであるが、途中からブルーネット女性のキム・ノヴァクとの恋愛ドラマにもなっていく。

物語としては、元警官(ジェームズ・スチュアート)が犯人を追う途中で屋上の樋にぶら下がり、同僚警官を死なせてしまい、更に自分も高所恐怖症のため退職する。
退職したジェームズ・スチュアートを世話する女性として、ブロンド女性(バーバラ・ゲル・ゲデス)が出て来るがジェームズ・スチュアートは彼女を恋愛対象として見ていない。
そんな折、「警官を辞めた君に折り入って頼みがある」と言ってきた男の依頼は「最近の妻の行動がおかしい。尾行して欲しい」というものであり、ジェームズ・スチュアートは渋々引き受けることになるのだが、レストランで妻の容姿確認をした時のキム・ノヴァクの登場シーンは印象的。
そのレストランでキム・ノヴァクは、かなり目立つ存在。それもそのはず、キム・ノヴァクの付近に居る女性はブルーネット女性ばかりでブロンド女性をキム・ノヴァク1人にしているあたり、ヒッチコックが「ブロンドのキム・ノヴァクを目立たせよう」という配慮がみられる。

ジェームズ・スチュアートがキム・ノヴァクを尾行し始めると、キム・ノヴァクはあちこちに行く。花屋→教会→カルロッタ・バルデスなる人の墓参り→美術館で「カルロッタの肖像」なる絵を見たりして、マッキトリック・ホテルに入る。
ジェームズ・スチュアートはカルロッタなる女性が気になり、シスコの歴史の権威にその女性のことを尋ねると「夫から見捨てられ、子供も奪われて亡くなった不幸な女性」とのこと。

<細かく記載したらキリが無いので、ストーリー記載は割愛して、これ以降は、端折ります。>

【印象的なシーン】
★ソール・バスによる印象的なオープニングの螺旋的な映像。
★サンフランシスコの橋のたもとで自殺を図るキム・ノヴァク、彼女を助けるジェームズ・スチュアート。
★寺院の階段を、キム・ノヴァク追いかけて登る途中で下を見たジェームズ・スチュアートの階段シーン(2回あり)。同様映像は序盤にも2回あり。
→このシーンは、カメラをバックしながらズームする手法であり、後年スピルバーグ『ジョーズ』でも、海岸のロイ・シャイダーを映すシーンで使われている。
★後半出て来るアニメーションはソール・バスによるものではなく、ちょっと酷い出来だった。
★キム・ノヴァクの乗っていた車が緑色、ホテルのネオンに映えるシーンも緑色、と緑色が印象的。
★ヒッチコック登場シーンは、工場の門の前を左から右へ通るもの。

物語も、1回死んだはずの女が「えっ、また出てきたの?」的な展開が見事だが、それは観てのお楽しみ。

この映画、語りだすと止まらない……。
ヒッチコック映画は、本当に楽しくて仕方ない。
まちゅ

まちゅの感想・評価

3.0
60年前の映画だなんて気付かなかった!そう思うと映像の作り方がスゴイ。

このレビューはネタバレを含みます

(総括)
ラブロマンスとサスペンスの
きめ細かな融合が素晴らしい

前半はスローテンポで間延びした感じ
しかしそれは後半の恐ろしい展開を
強調することに成功していると思う

高所恐怖症の元刑事ジョン(ジェームズ・ステュアート)は自分の目の前で自殺したマデリンを愛し続ける(本当はジョンと親密になったのは偽マデリン=ジュディで、この時自殺したように見せかけて殺害された本当のマデリンとは親交なし)。そしてマデリンに酷似している(と思い込んで)ジュディに惹かれる。

ここからジュディをマデリンのようにしようとするジョンの様子が狂気じみている。それこそ「とりつかれている」ようだった。

そして最期は、騙されていたことを知ったジョンが、ジュディを教会の塔の上に連れていき、問い詰める。そしてシスターが唐突に現れたことに驚いて、ジュディは足を踏み外して落下する、という悲劇で終わる。

(部分的感想)
ジョンはもともと高所恐怖症にとりつかれている感じもした。別に支障はないと言われているのに、刑事を辞めるとか。自分にショックを与えて高所恐怖症を治すためにジュディを塔に連れていくとか。こういう恐怖症に対する執着が恐ろしかった。

悪夢のシーンめっちゃ前衛的でちょっと笑った(カラフルになる画面。ジョンの頭部だけのズーム&ズームアウト)
ハッとさせるような表現が随所にある。
サスペンスを骨に一貫させながら、その肉付けになる要素もこの年代においては非常に濃く深い。
個人的には少し物足りなかったか、、
だが、サスペンス映画の礎を築き更には発展を促した一級品であることは間違いない。
mizuki

mizukiの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック作品の中では一番微妙でした。

前半を完全に伏線に使って後半ネタバラシというのはレベッカとかでもそうだったんですけど、途中、何を目的とするのかというところが完全に行方不明になってしまうのでとても退屈でした。

主人公がまず好きになれなかったです。気持ち悪いです。不倫した後はコスプレさせる。気持ち悪いです笑笑

オチも好きではなかったです。ヒッチコックは勧善懲悪なので少し予想はしていましたがハッピーエンドにしても良かったんじゃないかな〜って思ってしまいました。なぜなら個人的にバッドエンド系が嫌いなのと、キムノバクを死なすにしてはスチュアートの狂気的なコスプレのくだりが長い…。あそこまで長くして、やはりキムノバクがそれでも、スチュアートといたいと思っているというのを見せ付けられれば、ほんとに人を殺したのは違う人であることも含めてキムノバクはああいうオチにしなくてもいいのではと思ってしまいました。キムノバクも弱みを握られていて犯行の手伝いをさせられ、次は真相を知っているキムノバクの命が危ないためスチュアートが助けようとする。その際にめまいをを克服する。というストーリーを期待していたので最後ああなるのは少し後味悪くてうーん…。

でもめまいを上手く表現したなとは思ったし、キムノバクがやっぱり生きていたというどんでん返しは面白かったです。
赤と緑色が画面によく出てきたように思う、そして最後にジュディが纏う色が黒色で、相反するマデリンとジュディが一つになった途端の結末 あまりにも悲劇
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