ヒッチコック監督作。ヒッチコックの中でも傑作中の傑作との評判。
前半もなかなかの狂気だったが、後半の狂気はその比ではなかった。
舞台演劇のような派手な色の照明や、夢でのアニメーションの挿入、高所恐怖症の恐怖やめまいを表現する"めまいショット"などが印象的だった。
ストーリーは、高所恐怖症で元刑事の主人公が旧友から霊に憑かれて夢遊病のような状態の妻を監視して欲しいと頼まれるが、その妻に恋してしまい……
どういう展開をしていくのか想像できず、ガラッと話の変わる後半では男の狂気じみた愛にゾクゾクした。
