フランク・シナトラ主演のミュージカル映画．
盗賊だった亡き父､キス・バンディットの名を継ぐことになったリカルド．

ミュージカルってことでフランク・シナトラの歌声に惚れ惚れする．
たまに入る昔ながらのダサい効果音もイイ．

だいぶ昔の作品だがストーリーも練られてて思いのほか面白かった．

“小さい頃はどんな小さいことでも話してくれたね､大きくなった今､どんな大きなことでも話して欲しい”

このセリフお洒落で好きだった．

びっくりするくらいつまらなかった…

単にキャスリン・グレイソンの歌声が聴きたくて鑑賞したのですが、途中観るのがかなりの苦痛でした…

ストーリーはカリフォルニアがまだスペイン領だった時代
父親のホテル業を継ぐためにボストンから戻ってきた息子
しかし、戻ってきたらそこはホテルではなく海賊業でその合間にいろんな出会いがあるといった感じ

まず、肝心のキャサリン・グレイソンの歌声は相変わらず素晴らしかった
しかし、これまた主役のフランク・シナトラとの相性が良くないように感じた
役柄的にも歌声的にも

それに今でも黒い噂が絶えないシナトラが奥手で女性にキスできない役柄なんてかなーり違和感あり

ストーリーも変にコメディ仕立てになっているんだけどかなり変な展開が続くため、笑えないのに観ていて疲れる

唯一良かった点は
中盤、アン・ミラーとシド・チャリシーの共演ダンスシーンが少しだけどあるところ
まさか、両者共演ダンスシーンがあるなんて知らなかった！！！
1人の男を巡っての女の戦いをイメージしたようなダンス
見応えはそこだけでしょうか？

しかも本作は日本未公開で本国でも奮わず、失敗作だとか
それも大納得の内容です
おまけに出演者リストにアン・ミラーとシド・チャリシーの名前もないんだもの
両者ファンも見るはずないじゃん
私はアン・ミラーの大ファンですが、彼女の名前が出演者に載っていれば真っ先に観たのに

つまらなくてもokというシナトラファンにだけオススメします