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蛇の道のRのレビュー・感想・評価

蛇の道(2024年製作の映画)
3.5
うーん長い。80分でやりきった復讐劇を110分に延ばして撮られてもなー。オリジナルにあった禍々しく見えてくるコメディ一歩手前な可笑しさが排除されて心理に寄ってるのも好みじゃない。もうユーモアは撮らないのだろうか。
監禁の舞台となる倉庫のような廃墟を全景で撮っているのが好感。赤で縁取られた嘘みたいに真っ白な色合い、そこに入っていく人物たちが飲み込まれていく感じも良い。ラストの街並みからパンして見せる自宅はどちらも漂白されたような白とその明るさで驚いた。
柴咲コウに無神経な質問を繰り返し彼女の領域に踏み込んだ西島秀俊が首から上を不自然に切り取られたフレーミングで撮られていて怖い。最終的に彼がどうなったか、っていう。あとビデオ通話でパソコン画面に映る青木崇高のバストショットとどこか繋がりを感じる。
拉致するシーンがどれも弱い。ジムでのアクションもどうかと思う
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