Lifewithmovies

祝日のLifewithmoviesのレビュー・感想・評価

祝日(2023年製作の映画)
4.7
前作でデビュー作の『幻の蛍』が大阪アジアン映画祭インディフォーラム部門に選出されていた伊林侑香監督の長編2作目。

傑作だった。
前作はデビュー作ゆえの甘さみたいなものが少し残っていましたが、かなり削がれて、洗練され、クオリティの高い作品に仕上がっていた。脚本は、前作同様、フジテレビヤングシナリオ大賞佳作受賞の伊吹一、また、撮影の渡辺浩章さんの画も、とても素晴らしい。
『幻の蛍』からチームを組んでいる、監督、脚本、撮影、すべてが高クオリティで、海外の映画祭で普通に新人賞受賞するレベルだと感じている。

中華屋の主人芹澤興人や元マジシャン西村まさ彦のエピソードも演技も効いていて、良き。

唯一、気になったのは、エキストラで登場するレンタルビデオの客やアパートの2階を歩く高校生?主張する必要がないところで悪目立ちしてて、逆に伏線を貼るなら、もう少し丁寧にした方が良かった。

2024年5月26日@シネマート心斎橋
Lifewithmovies

Lifewithmovies