あんちゃん

イカとクジラのあんちゃんのレビュー・感想・評価

イカとクジラ(2005年製作の映画)
3.5
自分のための自分探しの日常がごく自然に描かれている作品。
父、母、長男、次男、それぞれの心の動きが行動や言動に上手く表されている。決して有り得ない話ではなく普通にそこらで耳にしそうな話であり、自身も昔よく似た境遇に置かれていた長男の気持ちは痛いほどわかる。
父の手を自ら離してイカとクジラに向かって駆け出していくシーンからラストに向けてのわずか数分が凄く心に残りました。