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猫と私と、もう1人のネコのmaaのレビュー・感想・評価

猫と私と、もう1人のネコ(2024年製作の映画)
5.0
試写会で拝見しました。一言で表すと「架空のドキュメンタリー」です。ヤングケアラーと保護猫というテーマの重さを、必要以上に重く感じさせず、あくまでも「とある架空の家族の、静かなハラハラする実情、そのドキュメンタリー映像作品」として興味深く観ることができました。

一青窈さんの演技は圧巻で深い印象を残しましたが、他のキャストとも調和しており、チクチクする感覚を味わうことができました。吉名莉瑠さんが演じる女子高生の将来の夢が私と同じだったため、他人事には思えませんでした。津田寛治さんが演じる言葉にならない夫、お父さんの苦悩には、同世代の男性として「分かるぅ…」でした。私のお気に入りのサブキャラクターは、松浦弘歩さんが演じる同級生のカトキチです。文化部の、ほろ苦い青春の雰囲気を味わうことができます。
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