どこにでもありそうな家族のお話である。
出版社でバリバリ働くキャリアウーマンの母。
不器用だが優しい父。
絵が好きで、美大を志す高校生の娘。
そんなありふれた一家にも、さまざまな行き違いがあり、幸不…
4年前に公開された映画『テイクオーバーゾーン』は、僕の地元奈良で撮影された作品ということで、当時コミュニティFMで映画番組を担当していたこともあり、その話題づくりの意味で観に行ったところ、その内容に…
>>続きを読む 知り合いが監督した映画なのだが、お世辞抜きでとても良かった。「毒親」という言葉だけでは片付けられない母親の多面性を、一青窈が豊かに演じていたし、主役の女の子も良かった。
低予算の日本映画にあり…
人に助けを求めるのはどうしてこんなに難しいのか。
そして、自身に助けが必要な状況であることを自覚することも難しい。
自分の気持ちや言葉を壁打ちのようにするSNSのポジティブな使い方が良かったし、す…
物分かりの良い素直な子が突然ヤングケアラーになってしまう。夫婦も実は訳あって籍を既に抜いていたり、そんな中で東京進学はどうなる?となかなかにハードモードな場面もあったが、素直で愛される子ゆえか周囲の…
>>続きを読むヤングケアラーの女の子が主役。進路決定の目前で大好きな家族がバラバラになったり病気で倒れたりする中、保護猫の存在が主人公を救っていく。誰にでもいつ起こるかわからない話で、あの当時自分が同じ境遇になっ…
>>続きを読むヤングケアラーがテーマ。現実は想像を絶するシビアなものだと思うが、本作はその過酷さを必要以上に描かず、絶望よりも希望を見い出す作品に仕上がっていた。
本当は自身が援助を必要としているギリギリの状況な…
「保護猫活動」「ヤングケアラー」が主に描かれていますが、その社会課題/問題が描かれつつ、『家族の絆/愛』『人との繋がりの大切さ』もメッセージ性としてとても伝わってきて、心も温まるし、感動ある素敵な作…
>>続きを読む吉名莉瑠さん(主人公)、一青窈さん(主人公の母親役)、祝大輔監督の舞台挨拶付き上映を鑑賞しました。
本作は近年社会問題化してきたヤングケアラーという、未成年者が本来の役割を超えて自分の生活や感情に…
作品の中の母娘を若い頃の私と母に重ねて観ていました。
当時はネットがまだ無い時代でした。
母も私も不器用過ぎて、今思うと笑っちゃうくらいでした。
おおらかに違いを受け容れるだけで良かったのにと思いま…
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