Naoko

モーツァルトとクジラのNaokoのレビュー・感想・評価

モーツァルトとクジラ(2004年製作の映画)
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タイトルとパッケージに惹かれて。でもでも…私には合わなかった。こんなことってあるんだなぁ。

ここからはひどい言葉が並んでいるので、この映画が好きな人は読まない方がいい。悪態つきますごめんなさい。



私の感想としては、承認欲求と性的欲求につけ込まれたほぼ童貞ドナルドが、メンヘラ女性に弄ばれる悲惨な話で…。突然別れるとか電話しないでなどと、散々傷つけて突き放した挙句、あっさり電話してきたり愛してほしいのと泣いたり…どうせいっちゅーねん。

下品な笑い方も空気を逆撫でするふるまいも奔放な性も後先考えない行動も、苛立ちはするがその人の個性だと思って許容しよう。しかし、自分の感情しかなくって、そのために人を傷つけてもお構い無しで、気付きも苦悩も反省もなしなのはおかしい。ドナルドは制限がある中で、相手のことを考えてがんばった。それは確かに愛だと思う。でも彼女はそもそも自分が相手を傷つけたことを理解しているのだろうか。察しててもらうこととsex以外に、思いを通わすことはできるのだろうか。成長や変化の兆しも見えないままハッピーエンドっぽく終わられても、エンドレスな嬲り殺しみたいで全然笑えないんですけど。せめて猛烈に傷つけたことは気付いてあげてほしい。
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