モーツァルトとクジラの作品情報・感想・評価

「モーツァルトとクジラ」に投稿された感想・評価

馮美梅

馮美梅の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ映画なんだけど映像のテイストや音楽の使い方や全体の雰囲気がまるでヨーロッパ映画みたいで私には好きな感じです。

多分、定型発達(というか周囲の人にとっては)の人たちからみると、私を含めたASD当事者たちの行動ってこう言う感じに見えてるのかな?なんて思う部分があったり、それぞれの当事者の行動や言動は何処の国にいてもやはり同じ障害を持つ人って同じだな、なんておもったりもしてね。


冒頭のタクシーのシーンでは後ろに乗っている乗客がの日本人と言うのもなんだ面白かったしついついその人たちの会話を聞き取ろうとしたりして(笑)


こだわりのシャワーカーテンを捨てられた事にパニック状態になったドナルドのシーンも印象的で、自分のために部屋を綺麗にしてくれた事も、古くて汚いシャワーカーテンを取り替えてくれたこともちゃんとわかっていても自分のこだわりそのものがこの障害の本質で、目で見えたりする事実と自分の気持ちの中での本当の理解の部分の矛盾にどうする事も出来ないもどかしさに苦しんでいるという事を、定型発達の人たちがそのシーンを見てどう感じるのかな?とか、普通の人でありたいと思い、会社の上司(と言ってもドナルドがアスペルガーの当事者という事も知っているので、ドナルドが普通の人のように振舞う必要性はないんだけど)を自宅に招いたときに、イザベルの取った行動は共感が出来ましたね。あの居心地の悪さは多分、定型発達の人には理解してもらえないのでしょうね。


イザベルは自分の障害を受け入れて、そんな自分を周囲の人に積極的に言って受け入れてもらうタイプだけどドナルドは自分の障害を理解していてもやはり定型発達の人と同じようになりたいと思っている部分がね~。私はイザベルと同じようなタイプ(と言っても彼女の積極奇異な部分であって、彼女やドナルドみたいな"サヴァン"ではないからね)


イザベルの主治医から「彼女に電話しないで欲しい」と言われドナルドが電話したいという気持ちと葛藤するシーンはわかるだけにおかしくもあり、この障害の苦しい部分でもあるんだけど、これもどれだけ定型発達の人たちに伝わるんだろうとおもったりもしてね。


見た目の出来る事と出来ないことの差の激しさ(ギャップ)が自分が当事者自身だからわかるだけに苦しいという事が、自分の周囲に伝わりにくい部分がこの障害の厄介なところだと言う事を「だから厄介なんだよねアスペルガーって」という台詞に集約されているように思います。


身近に発達障害やASDの人がいる人がいたらぜひDVDなど見てほしいですね。

あくまでもここに出てくる人がASDのすべてではないけれどこういう風な問題を抱えて生きているんだということを視覚的に見ることができるし、完全に理解出来なくてもこういう人間がいるということを頭の片隅にでも記憶してもらえたらと思います。
kana

kanaの感想・評価

3.5
‪ドナルドとイザベルの恋の進行がもどかしくてせつなくて胸がきゅん。
ドナルドのぎこちないキス、たまらなく可愛い…!

‪自閉症でもそうでなくても、人はみんな恋すると同じように悩んで苦悶して成長してく。少しずつ心をかよわせていく二人を見ながら涙が。‬

‪「人を好きになると気分がいい」っていうドナルドのセリフいいね。‬

‪それから劇中の音楽のすがすがしさが映画の中の二人とぴったりだったもんで涙腺を刺激されまくりでした。‬
riekon

riekonの感想・評価

3.0
明るくて楽しそうでドナルドをグイグイ引っ張っていくイザベルがいいね。(笑い方もね笑)
一軒家で同棲を始めた時はハラハラしたけどハッピーエンドでよかったよかった。
ふたりをなんだかんだ言ったり心配してくれたりして見守ってくれてる仲間たちもいいですね。
umematsu

umematsuの感想・評価

2.8
可愛いラブストーリー。タイトルの所以になってる待ち合わせのシーンが好き。
でも自閉症というよりは、破茶滅茶な女に振り回される不器用な青年の物語に見えてしまった。
タイトルに惹かれて発掘良品的な気分で見たけど、主演2人があんまり好みじゃない恋物語というのは、盛り上がらないものだな。勉強になりました。
素麺

素麺の感想・評価

4.2
人生は難解でしんどくて、でも単純。
アスペルガー症候群という同じ悩みを持つ者同士でも、悩みの捉え方は千差万別。相互理解は難しい。
役者陣の演技が素晴らしい。
テーマに対して肩肘張っておらず、彼らを知るごとに自然と愛しくなってくる。
そこで何事も理解とは「知ること」が大切なんだと気付かされる。
クジラの衣装がかわいい。
アスペルガー症候群の人たちが魅せる物語。
不器用な二人がつきあい。不器用な恋愛に心がほっかりする。
自閉症の二人が可愛くて、幸せになってほしいと心から思う作品。

どこかファンタジックなところがあるのは気のせいだろうか?

ジョシュ・ハートネットとラダ・ミッチェルの二人の作り上げる世界観が愛してやまない。
アスペルガー症候群の2人のお話。作品として面白く、アスペルガーの人だって、1人の人なんだってことを強く感じさせてくれる作品
視聴記録。
何回も見てますけれどね。

大好きな映画です。
当事者として共感できること多々。
kei172

kei172の感想・評価

4.2
広汎性発達障害のグループで知り合った共にアスペルガー症候群の男女のラブストーリー。

一口に広汎性発達障害と言ってもタイプや程度、
こだわるポイント等には個人差があり、

環境変化やこだわりによって突然パニックに成ってしまう事や激昂する事があるので、周りも戸惑ったり振り回されてしまうし、本人も辛くなったり自信喪失したりする事が有る様に思う。

周りからは、なかなか理解できない当事者の視点から描かれているので、

当事者は、どんな風に感じているのかを少しでも理解出来る手掛かりになるか?と思う。

重いテーマとしての描かれかたよりもコケティシュでヒューマン、清々しいラブストーリーとして描かれている。

挿入歌は、どれも歌詞も良くて映画を盛り上げている。

2回以上観ると味が出て来る。

北欧出身の監督らしいカラーも感じられた。

主役のジョシュが素敵だし、ラダも魅力的だ。
ねこ

ねこの感想・評価

5.0
こういうテーマは苦手なのだけど…
でも何故か気持ちが温かくなった。
>|