MasterYu

ティアーズ・オブ・ブラッドのMasterYuのレビュー・感想・評価

2.8
地下鉄を運転するレオの目の前で、ホームから若い男が転落した。なんとか車輌を急停止させたレオであったが、その若者は銃で撃たれていて息を引き取るが、驚くことにその若者は長らく疎遠になっていたレオの息子ユーゴだったのだ。
強盗事件に関与していたユーゴから何かを託されたと疑われたレオにも警察の捜査は及ぶが、レオは警察の尾行を振り切り、更には強盗グループの襲撃も掻い潜りながらユーゴの痕跡を追う・・・。

「レ・ミゼラブル」の脚本を手掛けたジョルダーノ・ジェデルリーニが監督をした作品。
ベルギーのブリュッセルを舞台にしたフランス映画(なのか?)

全体的な雰囲気は嫌いではなかったですが、目を惹くカットがあるわけでもなく、これといって特徴もない編集構成だったのは残念。

強盗グループも警察が潜入捜査するほどのものだったのか甚だ疑問だし、クライマックスシーンのレオの作戦(?)もなんか雑で盛り上がらず、あれだけのことをしたレオが特にお咎めなくスペインに戻っちゃうのも謎。

レオがスペインからベルギーに移り住んだバックグラウンドを、もう少ししっかりと描いた方が、後半にかけてのカタルシスがうまれたかも?

パンフ販売なし。
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