備前長船

マラソン マンの備前長船のレビュー・感想・評価

マラソン マン(1976年製作の映画)
3.0
タイトルだけはずっと前から知っていたんですが、見るのは初めてです。
意外にも知名度の割りには何の賞も取ってないんですね。
40年以上前の作品です。
映画内の町並みも車も電化製品も古くノスタルジックです。
この時点でも既にあまり若く見えないダスティン・ホフマンは、すでに39歳。
大学院生をやるには無理がある年だろう。
「パピヨン」は2年前、「クレイマー、クレイマー」は2年後に撮られます。
このところ元気がないハリウッドですが、この時代は素晴らしいものが多いですね。
冒頭のユダヤ人とドイツ人のシーンはすごく驚きました。
ユダヤ人に支配されているハリウッドではタブーに触れているような気がしました。
監督の表現したかったことも分かるし、役者陣には何の不足も感じない。
だが映画自体はあまり楽しめなかった。
この映画の売りの一つが拷問シーンだろう。
確かに痛そうではあるが、もっとすごいシーンがあるものが大量に作られている。
ダスティン・ホフマンのファンでもない限り、あまり人にお薦めできものではないかな。
備前長船

備前長船